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半作曲家、石黒太一の日々の様子やらいろいろ書いていく予定。
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ノイズはミックスの的

どうも、太一です。
ブログ更新します。

数日前、お願いされていたミックスを終えました。
時間かかってしまい申し訳。

今回の編成はバイオリン、チェロ、ピアノのオケに
ボーカルを載せるミックスで
まあ、マスキングされる音も全然少ないので
ミックスをするにも、あれこれ遊べるので
楽しめるといえば楽しめるのだけど....

ボーカルのノイズが酷い....

EQで削れるタイプや、波形を切ればいいタイプであれば
ここまで困ることはないんだけど
周波数的に見てみると、全部に入っているから
それを削ろうとすると、ボーカルの周波数も
同じように削れてしまうから、どうしても篭ってしまう。

何より今回はピアノ一本になるところがあるので
ボーカルが入った瞬間にノイズが入る。
それが一番厄介。というかミックスでどうにかするのは不可能ですι(´Д`υ)

よくミックスで何とかしてほしい、っていう要望なんかが出てくるけど
本音を言えば「どうにもなりません」なんだよ。
ついこの間のブログでも書いたけどね、これは。

早速RECの重要性にぶち当たる経験となったわけで
RECで失敗したリズムのずれとか
ピッチだとか、後はノイズ関係というのは
基本的にミックスで行う仕事ではないからね....

昔はディレクターとエンジニアで管理していたから
ミックスで苦労することはなかったんだけど
今じゃリズムはずれるし、ピッチは外れるし
ノイズは乗ってるし。

ピッチは比較的簡単に直せるほうだけど
リズムに関してはグルーブに直結する部分だから
機械的に直せる限界は出てくる。
ノイズに至ってはノイズと同じ音域のボーカル成分も
削られるからね。

人間の耳からしたら、声とノイズは別の音なんだけど
プラグインからしたら同じ周波数で鳴ってる音にしか過ぎないから
条件に一致した周波数の部分をそのまま抉るから
結果ボーカルも劣化する。

これはなおしようがありません。
というか、それを何とかできちゃうんだったら
RECの技術なんて最初からいらないw

いかにRECが重要なのかを思い知らされるミックスでした。

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